DC扇風機の風の名前。日立/東芝/バルミューダを比較してみた

2017年7月27日

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扇風機の風を例えるコトバ

扇風機から流れる風、どのような風がお好みでしょうか。

扇風機を屋内で使用することを前提として、風がどのように吹いてほしいか?

人工的に作る風ですから、吹いてくる風の向きと強さの調節ができると考えます。屋外で吹かれる風とは違い、操作できる風ですね。自由に調整できる風といえば、人力で風を起こす「うちわ」が身近な道具です。

誰かにうちわであおいでくれた風で、眠くなったという経験は、個人的な体験になります。あおいでくれた人がいて、その風を受けて生理的変化が起き、眠くなる。あおいでくれる人の前で眠れるという、あおぐ人との間に、無防備に身を任せられる関係性が必要になります。

自分がうちわをあおいでいては、その風に吹かれながら眠るということは難しいことです。うちわの風が心地よいと感じるのは、過去の体験が影響している、という仮定があります。

うちわ風

日立が生産している扇風機の風の表現に「うちわ風」なるものがあります。


日立 扇風機 DCモーター リモコン付き HEF-DC5000

酷暑の中、汗だくになって必死にうちわであおぐという状況を表しているのでしょうか。私には、寝付けない時に傍らで誰かが、うちわでソッとあおいでくれている風(であってほしい)と思いながら商品を見ていました。

日立以外の扇風機の中には、「高原の風」「自然界の風」が吹くことをイメージさせるものもあります。瑞々しく冷気に満ちた風なのでしょうか、将又、夏の夕暮れに散歩した時の、土と雨の匂いが混じった青々しい風なのでしょうか。夏の情景と風の特徴が一致するということは、一般論ではまとめられない体質的な情感があります。

箱庭部屋の風

扇風機は、屋内での不快感を軽減するための道具です。

そこに付加価値を付けると、あの時の心地よい風、あなたのお望みの風の再現ということになります。

扇風機の風が、屋内で人工的に作る風という認識があれば、屋外の風が屋内でも吹くというシナリオは意表をついた面白さがあります。屋外の風は遠くの方から、空気の大きな波のように感じる体験。一方、扇風機は、屋内にあり、そして大きな空間でなければ極めて、自分との距離が近いはずです。

扇風機との距離

箱庭のような部屋にいるから、そう思うのでしょうか。

居住空間のサイズは、住む場所・構成員・その他の事情によって左右されることがあるでしょうし、できることなら生活スタイルに合った広さにしたいものです。

屋内の空間の大小問わず、屋内の風と自分の位置というのはやはり個人的なものであり、その時の健康状態にもよります。扇風機は屋内環境全体を整えることに目的があります。ただ、「身体に風が当たる」というイメージが大きい時は、風そのものの心地よさを体験したくなりますね。

この心地よさを思い返してみると、屋内に限っていえば、誰かにあおいでもらった「うちわ」の風なんです。なぜかというと、屋外の風の中で眠りにつくというのは、窓を開け放して寝るか、旅先の大自然の中で寝る状況を想起するためです。戸締まりをして風に当たるというのは、扇風機などの送風機以外を除けば、うちわに頼らざるをえないのです。

日常の心地よい風

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「うちわ風」が普段の生活で感じる風であれば、「高原の風」は高原に行ってはじめて得られる風です。風を得られるコストが「高原の風」にあり、そのコストが商品の付加価値となって価格に反映される。だから、多少価格が高くなってもいたしかたないと承諾して、購入に至る。

売り手の意図が買い手に伝わるというのは、扇風機を例に挙げれば以上のような思考過程を無意識のうちに行っていることが少なくないのです。

商品にまつわるストーリーを買い手に見せた方が売れやすい、という考えは、この思考過程を簡略化してくれます。もしも、買い手が商品に対して、緻密な思考過程を瞬速に展開したなら、かえって売り手側のストーリーは補助的なものになり、例外的には不要になることもありましょう。

日常の「うちわ風」、非日常の「高原の風」。どちらの風を求めますか?

扇風機の風の比較

では、各社の扇風機のレビューを、と申し上げたいところですが、実際使用しているのは、卓上扇風機と、従来からある機能が絞られたリビング扇風機。近所のホームセンターで、展示品として試せたものを買いました。操作性、風の調節は、触ってみないとわからないからです。

扇風機を買う目的は、屋内の気流を発生させて熱効率を見直し、節電することでした。ですので、サーキュレーターという選択もありました。結局、風に当たりたいという思いが先行して、立位での使用を想定すると扇風機の高さがほしいということになり、リビング用の扇風機に決めました。卓上の扇風機はパソコン等のUSBから給電できること、そして机の周りの機械が発する熱を拡散するために導入しました。

もちろん、暑さに耐えられない季節は、エアコンとの併用で室温を下げています。

扇風機の風を体験する場所が身近にあれば、付加価値にお金を払う可能性が高まりますね。今年気になった扇風機は次の3種類です。


日立 ハイポジション扇風機 らくらく扇 HEF-DC4000


日立 扇風機 DCモーター リモコン付き HEF-DC5000

最も風量が弱い設定「微風」を「うちわ風」としています。組み立てられた状態で梱包されてありますので、組み立ての手間が省けます。8枚羽根のため、風の切れ目が少なく、やさしい風になります。羽根を床と平行にセットできるため、天井付近の空気を効率よく循環させることもできます。サーキュレーター代わりに一役買いそうですね。


東芝 マイコン式リビング扇 F-DLT1000


東芝 【扇風機】DCモーター搭載 マイコン式リビング扇(リモコン付 グランホワイト)TOSHIBA ハイポジションタイプ F-DLT1000-W

上述の日立の風量段階は8段階。東芝のこちらの製品は7段階です。状況に合った風を選択しやすくする配慮として、風の吹き方を3つに分類しています。そのひとつに、お年寄りや赤ちゃん向けの「弱めモード」があります。温度と湿度をセンサーが感知して、自動的に風量を調整する仕組み。最も弱い風量に切り替わる機能です。この風量を「ふわり風」としています。企業公式ページによると「高原のそよ風のような」「たんぽぽの綿毛を運ぶような」風とのこと。無風状態と思える屋外でも、肌に感じる外気のような静けさと申しましょうか。


バルミューダ GreenFan Japan EGF-1560


バルミューダ DCモーター 省エネ 扇風機 GreenFan Japan(グリーンファンジャパン)ホワイト×グレー EGF-1560-WG 日本製

4段階の風量で、15m先まで風が届きます。風量を最も弱めた時の静かさ(最小動作音13db)、外側の羽根と内側の羽根が作る気流を、空間の面に乗せて拡散させるという、室内を心地よい大気の中に誘う設計です。左右の首振り角度は150度。別売りのバッテリーとドックをセットで購入すれば充電できますので、電源を気にすることなく持ち運ぶことができます。デザインのことは詳しくないですが、壁紙に応じてブラック、ホワイト、ゴールドを選ぶとしたら、美しいインテリアですね。

どの扇風機に目がとまりましたでしょうか。生活に合った扇風機を探して、快適な夏を過ごしたいですね。今日も暑くなりそうです。お昼過ぎ頃と夕方、食事中に扇風機をつける毎日です。